介護予防のために今日からできること
要介護となった方の約7割が生活習慣病,認知症,ロコモティブシンドロームに起因します。これらの原因は日常生活を改善することで予防することができます。
◇ ◇
1 「健康チェックリスト」でご自身の生活や健康状態をチェックしてみましょう
健康づくりには,まず自分の生活や健康状態を知ることが必要です。「健康チェックリスト」でチェックしてみましょう。
2 毎日の生活を見直してみましょう
いきいきと自立した生活を送るためには,運動や食事などの生活習慣を改善し活発な生活を送ることが大切です
①体を動かしましょう
体を動かさないでいると,骨や筋肉などの働きが低下してしまいます。ウォーキングなどの有酸素運動の他,近所のスーパーへ買い物に行く,家事の合間にストレッチを行うなど,日頃から体を動かす習慣を取り入れましょう。
・いきいきシニアのための簡単メニューブック(クリックでダウンロード/zip形式)
②バランスの良い食事を摂りましょう
バランスの良い食事は,免疫機能を高め筋肉が衰えにくい体をつくります。また,糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病や認知症の予防にもつながります。
特に,青魚や大豆製品,緑黄色野菜,牛乳・乳製品は認知症予防に効果的です。
③美味しく食べるために,お口の健康を保ちましょう
いつまでも,美味しく安全に食べるために,口腔機能(お口の働き)は大切ですが,知らない間に口腔機能は低下していきます。
口腔機能が低下すると,食べたり飲み込んだりしにくくなるため,低栄養や肺炎など,全身の健康状態に影響します。
毎日の生活にお口のケア,口腔体操をとり入れ,お口の健康を保ちましょう。
福岡市口腔保健支援センターでは,口腔機能をアップさせるレシピや,お口の体操をご紹介しています。
・口腔機能向上レシピへリンク
・お口の健康(よかトレ動画)へリンク
④人との交流を大切にしましょう
趣味やスポーツを楽しんだり人との交流を持つことは,人生の生きがいにつながり脳を若々しく保ちます。また,新聞や本を読む,将棋やマージャンなどのゲームをするなど脳に刺激を与え,認知症予防につなげましょう。
3 1年に1回は健診を受けましょう
生活習慣病の予防や早期発見のためには,健診を受診することが大切です。生活習慣病は本人の自覚がないまま進行します。健康に自信がある人も年に1回は健診を受けましょう。
・福岡市HP がん検診,健康診査などのご案内(福岡市公式ホームページへ移動)
4 福岡市の介護予防事業に参加しませんか
福岡市では,高齢者の皆さんの健康づくり・介護予防を応援するため,教室や講座を行っています。福岡市の介護予防事業に参加して,健康寿命を延ばしましょう!
※ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)とは,筋肉,骨,関節といった運動器に障がいがおこり,歩行や日常生活に何らかの支障をきたしている状態のことをいいます。